メリット
・台風などの強風に強い
ツーバイフォー工法で建てられた住宅の屋根は、強風に耐えることができる強度を備えています。
ツーバイフォー工法がハリケーンの多い北米で誕生したので、ハリケーンに耐える為のアイデアを取り入れています。
その中の一つがあおり止め金具で、「ハリケーンタイ」と呼ばれています。
このハリケーンタイで屋根や壁をガッチリと連結するので、強風にも耐えることが可能なのです。
台風被害が多い日本でも、ツーバイフォー工法の耐風性は心強いのではないでしょうか。
・耐火性
ツーバイフォー工法は木造住宅ではありますが、耐火性にも優れています。
その理由としては、ファイヤーストップ材(グラスウールや石膏ボード)を使用して建物自体を燃えにくくし、ファイヤーストップ構造により空気の流れを遮断して燃え広がりを防止する構造になっているためです。
また、ファイヤーストップ構造で建てられた省令準耐火構造の住宅は火災保険料が安くなるといったメリットがあります。
・耐震性
ツーバイフォー工法は面で建物を支えるため柔軟性があり、地震に強い構造になっています。
また、高い技術力がなくても建てることが可能というところも耐震性が高い理由といえるでしょう。
地震大国である日本では、耐震性があるというのは魅力的かと思います。
・機密性
壁と壁を組み合わせて作る構造であるため機密性が高くなっています。
機密性が高いと断熱効果などが期待でき、冷暖房が効きやすく快適に暮らせるのも特徴です。
デメリット
・カビや結露が発生しやすい
メリットの紹介で書いた「機密性が高い」ということが原因でカビや結露が発生しやすくなってしまうことがあります。きちんとした換気計画を行い対策しましょう。
・屋根がかかるまで時間がかかる
基礎からつくり、屋根がかかるのは一番最後になります。多少の雨なら心配ありませんが、大雨が降ったときなどは現場に行って直接チェックすることをおすすめします。
以上が、在来工法との比較ですが、ご参考までに!
工場スタッフ:F.T